文系と理系と体育会系

何か問題が起きたとき、規則を変えて解決する人は文系。蓋然性を変えて解決する人は理系。同じ問題が起きないように神経をとがらせ、注意することで解決する人は体育会系。


会社や学校へ行くとき、よく家に忘れ物をしてしまう場合。
準備をするときにチェック表を使う人は文系。同じものを2つ用意して、家と会社(学校)で使い分ける人は理系。忘れ物のないようにと、もっと注意して準備する人は体育会系。


工場の機械で手を切断する事故が起きた場合。
機械を使う前に指さし確認を徹底したり、手を挟まれないよう注意する標識をつける人は文系。1歩離れたところにある、大きな2つのボタンを両手で押しているときにしか機械が動作しないようにする人は理系。朝礼で事故に注意するよう呼びかけたり、標語をみんなで読み上げたりする人は体育会系。


以上が正しいとしても、逆や裏は必ずしも正しくないことに注意。


保育園児の列に車が突っ込んだことで、21人が死傷した事故が起きた場合。
業務上過失致死傷罪の罰を重くして解決する人は、文系と体育会系の間くらいだろうか。速度規制を厳しくして解決する人は、文系と理系の間か。
僕だったら、全ての道路に一定以上の幅をもつ歩道を定めた上で、全ての車道と歩道をガードレールとかで分離して解決する。本来、車道と歩道が接したり交わったりしないように作るべきだと思うけれど。
故意に起こす罪なら話は別だが、罰を重くしたところで過失が大して減るとは思えない。